口腔ケアセミナーに行ってきました。
先日、口腔ケアのセミナーに行ってまいりました。
今回は口腔ケアと言っても、介護を必要とされているような患者様の口腔ケアの方法です。
講師の先生は、富山県の介護施設にて、誤嚥性肺炎での入院者ゼロ!!を達成されている歯科衛生士の精田先生です。
そもそも誤嚥性肺炎とは、お口の中の菌が気管の中に入り感染してしまって、肺炎を起こす怖い病気です。
残念ながら、現在、肺炎が高齢者の死因の1位になっています。
口腔ケアをきちんと行なって、口腔内を清潔にすることで予防ができる病気です。なので、介護が必要な方程、正しい口腔ケアと言うのは、とても重要になってきます。
そんな誤嚥性肺炎を防ぐため、先生の経験から、実際の介護現場での実践を元に、”職種に限らず誰でも出来て” ”効果がある” ”時間手間は取らない” ”シンプルに” というのを大事にした独自の口腔ケアで全く新しい事を教えてくださいました。
実際に私たちが訪問歯科に行かせていただく際にも、施設職員の方やご家族に「口腔ケアの仕方が難しくて、どのようにしたら良いのか口の中がよく分からない・・・」とのお声をよくお聞きします。
私たちは、もちろん伺った際には、出来る限りのケアはさせていただきます。ですが、実際に一緒に過ごす時間やケアをする事をお願いするのは、施設職員の方やご家族です。その方たちが抱えている仕事量や介護量は、計り知れず大変なものなのも承知です。だからこそ、なるだけ患者様や周りで介護される方が、ラクに分かりやすく効果のある口腔ケアをしていただきたいと思うのです。
今回勉強させていただいた事は、必ずお役に立てると思いますので、随時現場でも広げていきたいと思います。
今後も、患者様や介護職員の方のご家族に寄り添える訪問歯科でありたいと考えています。
日暮里歯科 訪問歯科 じんデンタルクリニック 歯科衛生士 柳内朋子
2020年3月10日 (火)
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