子供の受け口について
こんにちは!本日は子供の受け口についてお話させていただきたいと思います。
受け口は反対咬合ともいい、上の前歯よりも下の前歯が前にあるかみ合わせです。
上の前歯が内側に傾いているか、上あごが下あごより小さく、下あごが前の位置にある状態です。
幼児期の反対咬合は自然治癒されることも少なくありませんが、2歳児での自然治癒の確立は50%、3歳児では6%になってしまうと報告されています。
自然に治る可能性は大変低いため、お子様の成長と共に下あごの骨も成長し過ぎて手術が必要になるケースもあります。しかしながら、子どものうちから治療しておけば手術を避けられる可能性がかなり高くなります。
反対咬合を放置しておくと下あごの過成長による顔貌への影響・食生活・発音への影響がでてしまう可能性がでてきます。
やはり遺伝的な要因の可能性が最も高くなりますが、その他に舌を含めてお口の周りの筋肉が正しく機能していないことも原因となります。 例えば、食べ物を飲み込むときの正しい舌の位置は、上あごを押さえつけるようにして上あごを圧迫させます。ところが舌が上あごにつかず逆に下あごについていると、食べ物を飲み込むたびに下の前歯を舌で押してしまい上あごと下あごの成長の差より反対咬合になってしまうこともあります。機能的なことでいえば、慢性鼻炎などによる口呼吸もやはり同じような傾向がでてしまいやすくなってしまいます。
子どものうちに治せば、完璧に治る可能性も十分ありますし、骨格や歯並びも大人になってから治すよりきれいに治ると言われています!
些細なことでも気になることがございましたら一度当院にご相談下さい。
日暮里 歯医者
じんデンタルクリニック
歯科衛生士 久保田めぐみ
2019年11月6日 (水)
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