インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎という言葉を聞いたことがありますか?
なかなか聞き覚えが無いかもしれません。
インプラントをした周りの歯ぐきの炎症のことを言います。
インプラントがお口の中にある方、これからインプラントをご検討中の方にはとても重要な病気なので、今回はインプラント周囲炎についてお話しをさせていただきます。
インプラント周囲炎とはインプラント体や、歯肉や歯槽骨など、インプラントを支える歯周組織に細菌が感染することです。
つまり、インプラントの周りで炎症が起こり歯ぐきが腫れ、最終的にはインプラントがぐらぐら揺れ、抜けてしまうという病気で、ご自身の歯の周りで起こる歯周病の症状と共通しています。
そしてインプラント周囲炎の怖くて厄介な点は、普通の歯周病よりも早いスピードで進行していくというところです。
ご自身の歯は、歯根膜という膜で細菌の侵入を抑止していますが、インプラントのまわりには歯根膜がないので急速に病態が進みやすいです。
とても怖い病気!と思うかもしれませんが、先ほども言ったようにインプラント周囲炎は感染症です。
風邪などひかないように手洗いうがいをするように、インプラント周囲炎にならないよう、ご自宅でのケアと歯医者での定期的なメインテナンスをすれば、予防をすることが出来ます。
インプラントを入れていて、最近歯科医院に行っていない方、ぜひこの機会に一度メインテナンスに行ってみてください!!
日暮里 歯医者
じんデンタルクリニック
歯科衛生士 相田麻希
2019年12月16日 (月)
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